シートの成形適合性の“ラボ”として、また“品質チェック”や新製品の“サンプル製作”にも。成形テストで御社の製品開発をサポートします。
脇坂エンジニアリングではデモ機としてテスト成形機(FVS-500)を常設しています。
「FVS-500」は、もともと、大型の実機では行うことが難しい、成形性が不明な材料(シート)のラボ等を簡便に行うことを目的として開発されたものです。成形テストを行うことにより、その材料の成分・配合などを検証・再検討できることや、製品に適切な金型形状で成形が出来るか否か等を適切な労力で検証することが出来ます。
“ラボ”機として開発された「FVS-500」は、今では様々な業種のメーカー様にご利用いただいております。シートメーカー様が、自社シートの成形適合性をラボとして検証されるのは勿論ですが、金型メーカー様は、設計内容の検証やご提案の裏付けとして、また、成形メーカー様は、サンプル製作や新製品開発の検証の機会としてご活用いただくことが多くなっております。
加えて、昨今では“大型の実機で作るには生産性が合わない、小ロットの製品群”を製作するために、成形メーカー様にご利用いただいている場面も散見されます。




成形テストについて

成形テストでは、成形温度、成形エアー圧力、シート加熱時間、金型の上下移動速度やその動作するタイミング、真空が作動するタイミング等で0.01秒単位で設定することが可能です。テストには弊社エンジニアが同席し、アドバイスやサポートを行うことも可能です。
テスト中に取得した温度・圧力などのデータは、USBメモリー等にコピーしていただくことも可能です。また、成形サンプルはお持ち帰りいただけますし、機械や成形中の様子を写真や動画で撮影いただくことも、基本的には可とさせていただいております。
初回の成形テストにつきましては、無償にてご対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
テスト成形機の紹介

超小型熱板圧空成形機 HPT-400S型
熱板のテスト成形機。素材がOPSの場合はHPT-400Sをお勧めします。「FVS-500」同様、(枚用の)カットシートを使用して成形します。
成形テストご利用にあたって
- シート材については、(基本は)ご持参ください。
※シートについてご持参できない場合は、ご相談ください。
- 金型は弊社所有のテスト金型をご利用いただくことも可能です。
※但し、お客様ご希望の製品がある場合は、金型もお持ちいただくことをお勧めいたします。(金型の取付条件等はご相談ください。)また、希望があれば金型メーカー様をご紹介させていただくことも可能です。
成形テストのご質問
- はい、シート幅は一般的(640~1000mm)なものでしたらハサミ等でカットして使用できますが、厚みに関しては0.1~5.0mm程度までで材質は一般的なプラスチック(PP、PS、A-PET等)でしたら問題ありません。ただ穴の空いた(シートそのものが空気を通すもの)シートは真空圧力が作用しないため成形できない場合があります。
- 金型の寸法は機械の仕様により異なります。例えば弊社のFVS-500型でしたら最大成形面積が500mm×500mmですので、それ以下のものになります。重量は特に制限はなく構造は真空(真空圧空)成形機に合ったものであれば特に問題はありません。
- 金型のセッティングに要する時間が一番かかると思いますので一概に時間を御提示することは出来かねます。ただヒーターの昇温が15分程度で設定温度になりますのでその後はすぐにテストすることは可能です。
- はい、特に回数の制限はありません。
お問い合わせ
「どんな製品でテストをしたいか」「いつ頃テストを希望されるか」を、お問い合わせフォームよりご連絡ください。